往年の名盤 #16

20世紀末、日本のハードロック界の
教祖的存在とも言える偉大なバンドが
解散を発表した。

1982年から1999年までの間、数々の
アルバムを発表してきたが、私の知る限り
このアルバムほど卓越した作品は他に
ない。

リリース年は1986年だが、
初めて聴いたのは1988年頃だったと思う。
当時私は小学6年生、友人が兄の影響を受けて、私にも勧めてきたのを覚えている。
その友人の名前は、いのじ(ニックネーム)と言い、小学生ながらかなりマニアックな少年。(笑)なので、
その兄も当然超マニアックな訳で。
と、言うのもこのレコードは当時まだ
CD化されておらず、LPの音源をカセットテープに録音すると言う、結構難度の高い
手法でこのアルバムが録音された、
カセットテープを手渡してくれた。

今回紹介する彼らの20世紀最良の名盤は

聖飢魔IIの3rdアルバム

「地獄より愛をこめて」です。

実はこのアルバムを聴いて以来、
他の作品を聴くのは何年も後であった。

もちろん後れ馳せながら聖飢魔IIの
アルバムも全て聴いた、が

「なんか違う」


あの3rdアルバムの奮い立つ感じが、
どの作品からも感じ取れなかった…

何故だ?

長年空いたせいで私の耳が肥えて
しまったのだろうか

違った、原因が解った。

このアルバムだけ作曲者が違ったのだ!

ジェイル大橋


このアルバムに収録された曲は大半が
彼によって作られた物で、このアルバム
をリリースした直後、彼はメンバーから
脱退していたのだ!

つまり、「地獄より愛をこめて」この
アルバムのみ他の作品と音楽性が違う
のだ。

そして私は悪い事にこのアルバムを最初に聴いてしまったのだ、
全てのつじつまがあった瞬間だった。

さて収録内容だが

1. DEATH LAND 
2. APHRODITE 
3. M・O・A・I 
4. EL・DO・RA・DO 
5. 悪夢の叫び 
6. 魔界舞曲
7. アダムの林檎 
8. 秘密の花園 
9. FROM HELL WITH LOVE 
10. 地獄への階段

もちろん全ての曲がジェイル大橋の作曲では無いが、これほど素晴らしい曲構成は
無い。
飛ばし所が無く1度聴くと最後まで聴いて
しまうアルバムである。

その中でも更に抜きん出ているのが、
2曲目のAPHRODITEでございます(^^)

21世紀の今聴いてもやっぱり
素晴らしいアルバムです。


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